見えないところまで徹底!滅菌へのこだわりをご紹介します。
川村(歯科助手)
滅菌と消毒の違いって何?意外と知らない基本のお話

「滅菌」と「消毒」という言葉、どちらも「清潔にすること」というイメージがありますが、実は意味が大きく異なります。滅菌とは、すべての微生物を死滅・除去して、完全な無菌状態にすることを指します。

一方、消毒は病原性のある微生物を害のない程度まで減らしたり、無毒化したりすることを意味します。つまり、消毒ではすべての菌を殺すわけではありません。歯科医院では、患者さんのお口に入る器具には「滅菌」が必要なのです。
使用している滅菌器の種類と特徴

当院では「DACプロフェッショナル」というオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)を導入しています。この機械は、ミラーやピンセットなどの治療器具を高圧の水蒸気で滅菌処理する装置です。

滅菌の仕組みをご説明します。まず機械の中に器具を入れ、内部の空気を抜いて真空状態にします。その後、高圧の蒸気を充満させます。この工程を数回繰り返すことで、器具の内部まで水蒸気が行きわたり、あらゆるウイルスや細菌を死滅させることができます。

この滅菌器は「クラスB規格」という世界最高基準を満たしています。ヨーロッパの厳しい滅菌基準の中でも最高レベルの規格で、わずか数十分という短時間で器具の内部までしっかり滅菌できます。
器具が患者さんのお口に届くまでの流れ

治療で使用した器具は、5つのステップを経て再び清潔な状態になります。まず手洗いで汚れを落とし、次に超音波洗浄機で細かい汚れを除去します。

その後さらに洗浄を行い、しっかり乾燥させます。最後に専用の滅菌パックに入れて、オートクレーブで滅菌・乾燥を行います。このように何段階もの工程を踏むことで、確実に清潔な器具をお届けしています。
使い捨てにしているものと繰り返し使うもの

当院では、血液が付着した金属製の器具以外は基本的に使い捨てにしています。特に外科処置で使用するものは、たとえ患者さんが来院される前に開封したとしても、空気に触れた時点で再利用せずそのまま破棄するものもあります。

滅菌された器具は、患者さんが診療台にお座りになり治療が始まる「その瞬間」に、目の前でパックを開封して使用しています。
スタッフ全員で取り組む衛生管理のルール

患者さんのお口に入る器具を清潔にするのはもちろんですが、私たちは「スタッフの手」を介した感染を防ぐことも大切にしています。そのため、手袋(グローブ)は患者さんごとに必ず交換しています。

また、手洗いだけに頼らない「機械洗浄」も取り入れています。人の手だけでは落としきれない汚れも、専用の機械を使うことで確実に除去できます。スタッフ全員がこのルールを守り、チームとして衛生管理に取り組んでいます。
患者さんに安心して通っていただくために

当院では、世界最高基準のクラスB規格の滅菌器を導入し、治療器具を介した院内感染を防いでいます。ヨーロッパの厳しい滅菌基準の中でも最高レベルの設備で、清潔で安全な歯科診療を実現しています。

見えないところまで徹底した衛生管理を行うことで、患者さんに安心して治療を受けていただける環境を整えています。ご不明な点がございましたら、お気軽にスタッフまでお声がけください。
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