【歯科衛生士が解説】もう着色汚れで悩まない!丸の内院のエアフローが「早い・痛くない・ツルツル」な理由

☕️ コーヒーがやめられない私。でも「歯の着色」は気になる…

マスクを外す瞬間、口元を見られていないか不安

丸の内という場所柄、お仕事中にコーヒーや紅茶が手放せない、という方も多いのではないでしょうか。

「気分転換のためにブラックコーヒーを毎日飲んでいる」

「お茶を飲むのが習慣になっている」

そんな方もいらっしゃると思います。

でも、ふとした瞬間に鏡を見たり、最近増えてきた対面での会議やランチでマスクを外したりした時、「あれ、私の歯、前より黄ばんでない?」と不安になった経験はありませんか?

実際に、丸の内院の患者様からも「同僚に、もしかして歯が黄ばんできた?と指摘されて、すごくショックだったんです…」というお悩みを伺うことがあります。

毎日しっかり歯磨きをしているつもりでも、いつの間にか蓄積してしまう「着色汚れ」。

マスクで隠れている間は良かったけれど、いざ外すとなると、相手の視線が口元にいっていないか、気になってしまいますよね。

「着色汚れ」がつきやすい人・つきにくい人の違いとは?

「毎日ちゃんと歯磨きしているのに、どうして私だけ着色しやすいの?」

そう感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。

私たち歯科衛生士が日々患者様のお口を見ていると、やはり着色汚れがつきやすい方にはいくつかの共通点があると感じています。

1. コーヒーやお茶、タバコなどの習慣

当たり前かもしれませんが、やはり着色の原因となるもの(コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなど)を口にする回数が多ければ多いほど、汚れは蓄積しやすくなります。

また、タバコを吸う方は、ヤニ(タール)による頑固な着色汚れがつきやすい傾向があります。

2. 唾液の量が少ない(お口が乾燥しやすい)

これは意外に思われるかもしれませんが、とても重要です。

特に丸の内院にいらっしゃる患者様は、デスクワークで集中していたり、お仕事柄、緊張感が続いたりすることで、お口が乾燥しやすい(唾液が少なくなりがち)なのかな、と感じることが多いです。

唾液には、お口の中の汚れを洗い流してくれる「自浄作用」があります。唾液の量が少なかったり、お口が乾燥しがちだったりすると、ステイン(着色汚れ)が歯の表面に留まりやすくなってしまうんです。

3. 歯の表面の状態

歯の表面がツルツルではなく、目に見えない細かな傷がついていたり、ザラザラしていたりすると、その溝に汚れが引っかかりやすくなります。

ご自身の生活習慣や、お口の状態で当てはまるものはありましたか?

その汚れ、歯磨きだけでは落ちない「色素沈着」かも

「歯の着色汚れも、毎日しっかり磨けばいつか落ちるはず!」

そう信じて、市販の「ホワイトニング歯磨き粉」で一生懸命磨いている方も多いのではないでしょうか。

実際に、丸の内院の患者様からも「ホワイトニング歯磨き粉を使っているのに、期待したほど白くならなくて…」というお声をよく伺います。

市販されている歯磨き粉は、あくまで「これ以上、汚れを付きにくくする」という予防的な役割のものが多く、すでに歯の表面にしっかりとこびりついてしまった頑固な「色素沈着(ステイン)」を、毎日の歯ブラシだけで削り落とすのは、実はとても難しいのです。

私たち歯科衛生士が患者様のお口を見ていると、逆に、歯に優しいと思って「研磨剤(清掃剤)がまったく入っていない」タイプの歯磨き粉を長く使っていらっしゃる方の方が、かえって色素沈着が強くついているな、と感じることも少なくありません。

毎日の歯磨きで「歯垢(プラーク)」を落とすことはもちろん何より大切ですが、一度しっかり定着してしまった「色素沈着」は、ご自宅のセルフケアだけで解決するのが難しい、というのが現実なんですね。

✨ 歯を傷つけずに「本来の白さ」へ。エアフローとは?

細かいパウダーが汚れを落とす仕組み

「エアフロー」と聞いても、どんなことをするのか想像しにくいかもしれませんね。

もし、患者様に「エアフローって、どうやって汚れを落とすの?」とご質問いただいたら、私たちはよく「ご家庭で使う高圧洗浄機のようなものをイメージしてみてください」とお伝えしています。

エアフローは、歯の表面に「エリスリトール」という、とても粒子が細かいパウダーと、圧力をかけたお水を一緒に勢いよく吹き付けます。

この「エリスリトール」は、キシリトールなどと同じ糖アルコールの一種(甘味料)なのですが、すごいのはここからです。

まず、虫歯菌の餌にならないので、万が一お口の中に残っても虫歯の原因になりません。それどころか、虫歯菌の活動を抑える効果があるとも考えられている、歯にとても優しいパウダーなんです。

高圧洗浄機が壁や床の汚れを水圧で吹き飛ばすように、エアフローは歯の表面にこびりついた頑固な着色汚れ(ステイン)を、このパウダーと水の力で効率よく弾き飛ばしていきます。

ポイントは、歯ブラシや従来の器具のように「こする」のではなく、「吹き付けて落とす」こと。

そのため、歯の表面を(ドリルなどで)削ったり、傷つけたりすることなく、着色汚れだけをスッキリと取り除くことができるんですよ。

「ホワイトニング」との違い(白くする?汚れを落とす?)

「歯を白くしたい」と考えたとき、「エアフロー」と「ホワイトニング」、どちらを選べばいいか迷ってしまいますよね。

「どっちも歯を白くするものじゃないの?」と思われるかもしれませんが、この2つは目的がまったく違うんです。

● エアフロー = 「高圧洗浄機」

先ほどもお話ししたように、エアフローは「高圧洗浄機」のイメージです。

目的は、歯の表面にこびりついたコーヒーやお茶などの『着色汚れ(ステイン)』を徹底的に落とすこと。

その結果、汚れで隠れていた「あなた本来の歯の色」を取り戻すことができます。

● ホワイトニング = 「漂白剤」

一方、ホワイトニングは「漂白剤」だとイメージしていただくと分かりやすいです。

こちらは、歯の表面の汚れを落とすのではなく、専用の薬剤を使って「歯そのものの色」を内側から明るく(白く)変色させていきます。

つまり、

  • エアフロー:汚れを落とし、『本来の歯の色』に戻す
  • ホワイトニング:歯そのものを、『本来の色よりさらに白くする』

という大きな違いがあります。

「まずは長年気になっていた着色汚れをスッキリさせたい」という方にはエアフローが、「今の自分の歯の色よりも、もっと明るい白さを目指したい」という方にはホワイトニングがおすすめなんですよ。

従来のクリーニング(PMTC)との違い

「今までも定期的にクリーニング(PMTC)を受けてきたけど、それとは何が違うの?」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

従来のクリーニング(PMTC)は、主に「ゴム製のカップ」や「ブラシ」に研磨剤入りのペーストをつけ、歯の表面を1本ずつ丁寧に「磨き上げる」方法が主流でした。

これはこれでとてもスッキリするのですが、実は弱点もありました。

私たち歯科衛生士が処置をしていて実感するのは、ゴムのカップはどうしても「面」で当たるため、歯と歯の間の狭いすき間や、奥歯の複雑で細かい溝など、カップが届きにくい部分の汚れは落としきれないことがあった、という点です。

その点、「エアフロー」は細かいパウダーと水を「吹き付ける」方法です。

そのため、ゴムのカップでは届かなかった歯のすき間や細かい溝の奥にまでしっかりパウダーが届き、汚れを丸ごと洗い流してくれます。

さらに、患者様にとって嬉しいのが「時間」です。

従来のゴムのカップで歯を1本ずつ磨き上げる方法は、汚れの程度によっては(エアフローに比べて)2倍以上時間がかかってしまうこともありました。

エアフローは、より短時間で効率よく汚れを落とせるため、患者様がお口を開けている時間も短くなり、すごく楽にクリーニングを受けていただけるようになったと感じています。

👩‍⚕️ 【歯科衛生士が解説】エアフローの”ココがすごい!”

メリット1:歯に優しいのに「ツルツル感」がすごい

私たち歯科衛生士が「エアフローのココがすごい!」と感じる最大のポイントは、まさに「歯に優しい」のに「仕上がりのツルツル感が抜群」な点です。

従来のクリーニング(PMTC)では、もし着色汚れが頑固にこびりついてしまっている場合、ゴムのカップで磨くだけでは追いつかず、スケーラーという金属の器具(歯石を取る時にも使います)でガリガリと「削り落とす」必要がありました。

※写真はFEEDデンタルのページから引用

もちろん必要な処置ではあるのですが、患者様にとっては「歯が傷つかないかな?」「ちょっと痛いかも…」と不安を感じさせてしまっていたかもしれません。

その点、エアフローはパウダーと水の力で汚れを「吹き飛ばして」落とします。

歯の表面をスケーラーで削る必要がないため、歯を傷つけることなく、とても優しく汚れを除去できるんです。

施術後に患者様からも「全然痛くなかった!」というお声をいただくことが多く、私たちも本当に嬉しく思っています。

しかも、処置が終わった後にご自身の歯を舌で触っていただくと、スケーラーで落とした場合よりも「わ!今までのクリーニングよりツルツルしてる!」と驚かれる方が多いんですよ。

歯にダメージを与えるどころか、今まで以上のツルツル感を短時間で手に入れられる。これがエアフローの大きな魅力ですね。

メリット2:矯正中や被せ物の「すき間」も得意

矯正治療中の方(ワイヤーやブラケットがついている方)や、被せ物・ブリッジが入っている方は、ご自宅での歯磨きが本当に大変ですよね。

実は、それは私たちプロがクリーニングを行う際も同じでした。

従来の「ゴムのカップ」を使った方法では、矯正装置の周りのような複雑で細かい溝には、どうしても器具が届きにくかったのです。

矯正治療中は、磨き残し(歯垢)によって虫歯になるリスクが非常に高くなります。

そのため、私たちは「染め出し液」を使って、どこに磨き残しがあるかを正確にチェックし、それをしっかり取り除くことがとても大切だと考えています。

しかし、従来のゴムカップの方法では、そもそも装置の溝の汚れを落としきることが難しかったため、この「染め出しチェック」を効果的に行うことが困難でした。

その点、「エアフロー」は、細かいパウダーと水流が矯正装置の溝の奥の奥までしっかり届きます。

着色汚れはもちろん、虫歯の原因となる磨き残し(歯垢・バイオフィルム)もキレイに洗い流すことができるようになりました。

これにより、私たちは自信を持って「染め出しチェック」を行い、患者様のお口を虫歯のリスクから守るための、より精度の高いクリーニングをご提供できるようになったのです。

これは、汚れが溜まりやすい被せ物と歯ぐきの境目など、デリケートなすき間のクリーニングにも同じことが言えます。

装置や被せ物が入っている方にこそ、エアフローは受けていただきたいですね。

デメリットはある?施術後の注意点

どんな施術にも、メリットと注意点があります。エアフローについて、事前に知っておいていただきたいことを正直にお話ししますね。

【デメリット・注意が必要な方】

  1. 喘息など呼吸器系のご病気がある方エアフローは非常に細かいパウダーをお口の中に噴射します。そのため、喘息など呼吸器系のご病気をお持ちの方には、万が一を考え、施術が難しい場合があります。必ず事前にご相談ください。
  2. 知覚過敏が強い方当院では、できるだけしみないように温水を使用して施術を行いますが、それでも「ものすごい知覚過敏がある」という方は、一時的に痛みを感じることがあるかもしれません。

【施術後の注意点:食事制限は…ありません!】

ホワイトニングの施術後は、「24時間はコーヒー、カレー、赤ワインなどを控えてください」といった食事制限のご説明があることが多いです。これは、歯の表面の保護膜(ペリクル)が一時的に剥がれ、色がつきやすくなるためです。

エアフローでも、施術によって一時的にこの保護膜(ペリクル)は剥がれると考えられています。

ですが、ホワイトニングのように薬剤で歯を漂白しているわけではないため、栗林歯科医院では「ホワイトニングほど神経質に心配しなくても大丈夫ですよ」とお伝えしています。

もちろん、施術直後から色の濃いものを積極的に摂れば、着色しやすくなる可能性はゼロではありません。

でも、それ以上に大切なのは、「また着色汚れが気になってきたな」と思ったら、「いつでもエアフローでキレイにできる」という安心感を持っていただくことだと考えています。

「施術したから、大好きなコーヒーを我慢しなきゃ…」とストレスを溜めるよりも、日々の生活を楽しんでいただき、汚れが気になったら、また私たち歯科衛生士を頼っていただけたら嬉しいです。

😌 丸の内院で受けるエアフローQ&A

Q:痛みはありますか?

A:初めての施術は「痛くないかな?」と不安になりますよね。

エアフローは歯を削るドリルなどとはまったく違い、細かいパウダーと水を吹き付けるだけなので、施術中に痛みを感じることはほとんどありません。

「歯石」がたくさん付いている方の場合、エアフローの前後に「超音波スケーラー」という器具を使って歯石を除去することがあります。その際に、お水が少ししみると感じることがあるかもしれませんが、エアフロー自体でしみることはまずありませんので、リラックスして受けてくださいね。

Q:どのくらいの時間がかかりますか?

A:丸の内でお仕事やお買い物の合間に、どれくらい時間がかかるか気になりますよね。

実は、エアフローの施術自体にかかる時間は、お口全体でも5分から10分程度と、とても短いんです!

(もちろん、汚れのつき具合によって個人差はあります)

歯石取り(超音波スケーリング)なども含めた、私たち歯科衛生士がお口の中をキレイにする施術時間全体でも、15分~20分程度が目安です。

栗林歯科医院では、全体の検診やご説明なども含めて、以下のお時間でご予約枠をお取りしています。

  • 定期検診(お口全体のチェック)も一緒に受ける場合:約60分
  • クリーニング(エアフローや歯石取り)が中心の場合:約40分

「忙しくてなかなか時間が取れない」という方にも、ぜひ受けていただきたいクリーニングです。

Q:どのくらいの頻度で受けるのがおすすめですか?

A:一度ツルツルになると、「このキレイな状態をいつまでキープできますか?」「次はいつ来たらいい?」と気になりますよね。

私たち歯科衛生士がおすすめする基本的な目安は、「3ヶ月~6ヶ月に1回」です。

これは、歯石取りなども含めた、お口全体の「定期検診」のタイミングと合わせて受けていただくイメージですね。

ただ、これはあくまで目安です。

着色のしやすさは、皆さまの食生活(コーヒー、紅茶、ワインなどを飲む頻度)や、タバコを吸う習慣があるか、唾液の量などによって、本当に人それぞれなんです。

実際に丸の内院の患者様でも、

「毎日ブラックコーヒーをたくさん飲むから、とにかく着色が気になる」

「人と会う機会が多いので、常にベストな状態を保っていたい」

という方の中には、「1~2ヶ月に1回」という、ご自身のペースで通ってくださる方もいらっしゃいます。

大切なのは、ご自身が「あ、ちょっと着色してきたな」とストレスを感じる前に、スッキリさせてあげることです。

私たち歯科衛生士が、皆さまのお口の状態やライフスタイルをお伺いしながら、「〇〇様の場合は、このくらいのペースでいらっしゃると、いつも快適に過ごせますよ」というベストなタイミングを一緒に考え、ご提案させていただきますね。お気軽にご相談ください!

まとめ:自信の持てる笑顔で、丸の内ライフをもっと輝かせましょう

毎日のお仕事やリフレッシュに欠かせないコーヒーや紅茶。でも、そのたびに「着色汚れ」を気にして、口元を隠したり、心から笑えなかったりするのは、とてももったいないですよね。

頑固な「色素沈着」は、ご自宅の歯磨きだけで落とすのは難しいものですが、決してあきらめる必要はありません。

エアフローは、歯を傷つけることなく、短時間で「あなた本来の歯の白さとツルツル感」を取り戻せる、丸の内で忙しく働く方々や、美意識の高い方々にこそ、ぜひ体験していただきたいクリーニング方法です。

「全然痛くなかった」「食事制限もなくて嬉しい」というお声もたくさんいただいています。

マスクを外す瞬間も自信を持って思いっきり笑えるように、そして、丸の内での毎日がもっと輝くように、私たち歯科衛生士がしっかりサポートさせていただきます。

着色汚れが少しでも気になったら、ぜひ一度、栗林歯科医院 丸の内院へお気軽にご相談くださいね。



https://www.kuribayashi-dc-tokyo.com/
執筆者:森 明子

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